RIKA'S ADVENTURE | ネスプレッソ

ニカラグア産コーヒーについて|OUR JOURNEY|ネスプレッソ

OUR JOURNEY ネスプレッソ コーヒー原産国 ニカラグアについて ネスプレッソ コーヒー アンバサダー 上野里佳 OUR JOURNEY ネスプレッソ コーヒー原産国  ニカラグアについて ネスプレッソ コーヒー アンバサダー 上野里佳

2018年にネスプレッソオリジナルのコーヒーにマスター オリジンズシリーズが誕生し、
ニカラグアはそのシリーズの中のコーヒーの一つとして発売が開始されました。
マスター オリジンズのコーヒーは、職人とも呼べる生産者の方々がその地域に古くから伝わる伝統的な手法、
または革新的な手法を用いてこだわりをもって作り出しているコーヒーです。

定番コーヒーにニカラグアが登場するまでは、
ニカラグア産のコーヒーは他のカプセルコーヒーでブレンドされて用いられていたものの、
その量は非常に少ないものでした。

ニカラグア産コーヒーを使用した
限定カプセルコーヒー

限定コーヒーではジノガルパというコーヒーを2008年に販売いたしました。
標高1,100~1,400mに位置するジノテガとマタガルパという
ニカラグアの山岳地帯で育まれたアラビカ種コーヒーを使用しました。

特別限定コーヒー 2018年 【オリジナル】 「ニカラグア・ラ・マリアス」

そして2018年に販売したニカラグア・ラ・マリアスは、単一農園で生産された
アラビカ種コーヒー(「エステート・コーヒー」と言います)のみを使用した非常に希少なカプセルコーヒーでした。
ラ・マリアス農園は、2003年にニカラグアで初めてレインフォレスト・アライアンス認証を受けた農園です。

「エクスプロレーションズ2018」の限定イベント 「ニカラグア・ラ・マリアス」をテーマにしたテーブル 「エクスプロレーションズ2018」の限定イベント 「ニカラグア・ラ・マリアス」をテーマにしたテーブル

ネスプレッソ
持続可能性への取り組み

ネスプレッソは、2009年からニカラグアにおいて
ネスプレッソAAA持続可能品質プログラムを実施しております。
このプログラムでは持続可能な農業慣行を通じて、コーヒー豆の栽培が環境に与える影響を軽減し、
未来の農地を守るためコーヒー生産者を支援しています。

また、アグロフォレストリー(森林農業)の一環として、ネスプレッソは、
コーヒー農園とその周辺に木を植える事業を行っております。
そうすることで、地表近くの温度を調節し、土壌の質を改善し、大雨時の浸食を防ぐことができます。
また、樹木は生物多様性を促進し、健全な自然生態系を育むには不可欠です。
樹木は、将来のために土壌を守りながら、コーヒーの品質を向上させる効果があります。

「ネスプレッソAAA持続可能品質プログラム」をエコシステムのレベルまで拡張し、環境にポジティブなインパクトを与えるアグロフォレストリー(森林農業) 「ネスプレッソAAA持続可能品質プログラム」をエコシステムのレベルまで拡張し、環境にポジティブなインパクトを与えるアグロフォレストリー(森林農業)

ニカラグアでの
コーヒー栽培と精製方法

ニカラグアではシェイドツリーによるコーヒー栽培が広く行われています。
大きな木々でコーヒーを守りながら栽培するという方法です。
生産者の方々はコーヒーを守る大きな木々たちをしっかりとケアをし、生物多様性を尊重し、
土壌や水資源をも大切にしながらコーヒー栽培をしています。
適度な雨量があるニカラグアでは、水洗式(ウォッシュトメソッド)精製方法を主流としており、
そのコーヒー産地特有のいきいきとした酸味や風味の可能性をしっかりと引き出します。

ところがニカラグアではおよそ10年前から「ハニープロセス」という精製方法を取り入れ始めました。
「ハニープロセス」とは、収穫したコーヒーチェリーから果肉を除去した後、ミューシレージ(コーヒー生豆の
まわりについているべとべとした物質)を残したまま天日干しをする精製方法です。

この方法は、非常に乾燥した気候のブラジルで生まれたものです。
ブラジルでは何か月も雨が降らないため、ミューシレージをつけた状態でコーヒー豆を乾燥させても
発酵したり、腐ったりする心配がありません。
この方法を潤いある気候のニカラグアで実施しようとすると、非常に不安定なものになります。

この精製方法の名前は、ミューシレージに由来しています。
スペイン語ではそれを「ミエル」、英語で「ハニー」と呼んでいたことから「ハニープロセス」となったそうです。
このプロセスを実施するには難しい気候環境にありながらこの方法に挑戦する理由は、
スペシャルティ・コーヒーとの差別化と付加価値を与えて
これまでなかったような味わいのコーヒーを生み出すためです。

ブラックハニープロセスとは

ハニープロセスにおいて、ミューシレージをどのくらいの割合で残したまま乾燥させるかで
呼び名が変わります(例:ブラックハニー、レッドハニー、イエローハニーなど)。
ミューシレージを全く取り除くことなく乾燥させて精製したものをブラックハニーと言い、
コーヒー豆を乾燥させる際に最も手間暇がかかり、さらに熟練の技が必要になります。
ニカラグアの⽣産者たちは、⾃分の⼦供を育てるような思いでコーヒー⾖に丁寧なケアを施し、
怠らずチェックすることで、素晴らしい品質のコーヒーに仕上げます。

ブラックハニー製法での精製では、ミューシレージが乾燥するにつれて
甘みがじわじわとコーヒー豆にしみわたります。さらに、コーヒー豆からもやわらかさがしっかりと引き出され、
結果として非常に甘み豊かなバランスの良いコーヒーになります。
そのコーヒーを100%使用したカプセルコーヒーがマスター オリジンズシリーズのニカラグアです。

ニカラグア
オリジナル カプセルコーヒー

ニカラグアは、甘い穀物のような香りとなめらかな口当たりのコーヒーです。
甘さの可能性を最大限に引き出した100%ニカラグア産のアラビカ豆のブレンドが、
そのバランスを決定付け、やさしい味わいです。

私が考案した「黒みつバナナカプチーノ」レシピでも是非、ニカラグアをお楽しみください。

MADE WITH CARE

マスター オリジンズシリーズのコーヒーは、伝統的、革新的な技を用いて職人とも言える
生産者の方々が育むコーヒーを使用しております。
生産者の方々が長い年月をかけて培われてきた専門知識が、時を超える味わいを生み出していきます。
それはまさに、芸術とも言える一杯のコーヒーへと昇華するのです。
コーヒーを育む大地、伝統的な手法や豊かな知識と経験をもって希少なコーヒーを栽培する生産者の方々、
コーヒー農園を取り囲む自然、それらすべてを想い、大切にしながらネスプレッソはコーヒーをお届けしています。