福利厚生で飲み物を提供するメリットとは？導入方法や注意点を解説

2024/6

近年では、オフィスの福利厚生として水やコーヒーなどの飲み物を提供する企業が増えています。飲み物を提供することで、従業員が休憩中にリフレッシュする時間を設けることができ、社内コミュニケーションが活性化しやすくなるなどのメリットが期待できます。そこで本記事では、オフィスに飲み物のサービスを導入するメリットの詳細や、導入方法について解説します。

福利厚生でオフィスに飲み物を提供するメリット

福利厚生で従業員に飲み物を提供することで、企業は次のようなメリットが期待できます。

• 従業員がリフレッシュしたいときに活用してもらえる
• 社内コミュニケーションが活性化する
• 長時間の座りっぱなしを防止する
• コストをかけず導入しやすい
• 企業イメージが向上する

従業員がリフレッシュしたいときに活用してもらえる

オフィスに飲み物を楽しむことができる環境があれば、従業員が気軽に活用でき、リフレッシュの時間を設けることができます。また、適度なリフレッシュ時間を設けることで業務にメリハリがつき、業務効率やパフォーマンスの向上が期待できます。

社内コミュニケーションが活性化する

オフィスにドリンクコーナーやカフェスペースを設けることで、従業員が休憩時にその場所に集まり、交流する機会が自然と増えることが期待されます。その際に、普段は関わることが少ない部署や役職の人との交流が生まれるでしょう。

長時間の座りっぱなしを防止する

オフィスで長時間座りっぱなしになると、姿勢が悪くなったり、運動不足になったりしやすい傾向があります。コーヒーマシンなどの飲み物を提供できるスペースを設置することで、業務の合間に従業員が席を立って休憩をとる機会を創出できます。

コストをかけず導入しやすい

飲み物の福利厚生サービスは、比較的コストをかけず導入しやすいことが魅力です。社内に食堂やカフェテリアなどを設置しようとすると、大がかりな建設コストがかかってしまいますが、飲み物だけであれば自動販売機やコーヒーマシンなどの導入で済みます。そのため、少人数のオフィスでも比較的導入しやすいでしょう。

企業イメージが向上する

企業が福利厚生を充実させることは、従業員目線の経営方針を示すことにもつながり、自社に対する従業員の満足度やモチベーションも高まります。それと同時に「従業員を大切にする」という企業イメージも持たれやすくなります。

また、求職者は「働きやすい職場」を求めており、その判断基準のひとつが福利厚生の充実度となっています。そのため、福利厚生を充実させることは求職者へのアピールにもつながるでしょう。

オフィスに飲み物の福利厚生を設置する際の方法

オフィスで飲み物の福利厚生を提供する方法としては、次のような機器の設置・導入が挙げられます。

• 自動販売機
• ウォーターサーバー
• ドリンクサーバー
• コーヒーマシン

自動販売機

社内に自動販売機を設置することで、従業員が好きなときにドリンクサービスを楽しめるようになります。選べる飲み物の種類が豊富なので、さまざまなニーズを満たせるでしょう。ただし、自動販売機はサイズが大きいため設置スペースが必要なことや、24時間稼働させ続けるために電気代などの維持費がかかることがデメリットです。

ウォーターサーバー

ウォーターサーバーの導入により、従業員がいつでも冷水や温水を飲めるようになります。ウォーターサーバーは、利用料金や水の購入費用は必要ですが、サーバー自体のメンテナンスの頻度はそれほど高くないため、運用の手間を抑えることができます。

ドリンクサーバー

レストランやホテルなどでも使われているドリンクサーバーを設置すると、コーヒーや紅茶、冷たい飲み物などを従業員が自由に飲めます。従業員のニーズに合わせて、用意する飲み物の種類を選べることが魅力です。ただし、ドリンクサーバーは飲み物の補充などは社内で行うことが多いため、管理者などをたてて運用する必要があるでしょう。

コーヒーマシン

コーヒーマシンをオフィスに設置することで、従業員が休憩時にコーヒーを手軽に飲めるようになります。コーヒーマシンの魅力は、誰でも簡単に本格的なコーヒーが楽しめることです。ただし、コーヒーマシンでもコーヒー豆や粉の補充やメンテナンスの方法はマシンによって異なり、たとえば豆の補充が必要なマシンであれば、豆がなくなってしまうと使えなくなります。

コーヒーマシンを選ぶ際に「カプセル式」にすることで、お手入れやメンテナンスが簡単にでき、ワンタッチで手軽にコーヒーが淹れられます。また、カプセル式はコーヒー以外にも、カプチーノやラテなどの飲み物が選べるので、従業員の多様なニーズを満たしやすいでしょう。

オフィスに飲み物の福利厚生を導入する際の注意点

オフィスに飲み物の福利厚生を設置する際は、次のような点に注意しましょう。

• 導入費用がどれくらいかかるか
• 従業員に飲み物のニーズがあるか
• 適切な設置場所を確保できるか
• お手入れやメンテナンスが必要か

導入費用がどれくらいかかるか

飲み物の提供には自動販売機やドリンクサーバーなどの設備を導入する必要があり、その際に初期費用や月々の利用料金などがかかります。また、飲み物の補充や定期的なメンテナンスなど、ランニングコストも考慮することが大切です。

従業員に飲み物のニーズがあるか

飲み物を飲みたいという需要がそもそも社内にあるか、事前にアンケート調査などを行い、あらかじめ確認することが重要です。せっかくコストをかけて導入しても、従業員の利用率が低ければ導入のメリットも得られなくなってしまいます。どのような飲み物の需要が高いかを精査して必要な設備を導入しましょう。

適切な設置場所を確保できるか

自動販売機はサイズが大きいため十分な設置場所が必要です。そのため、希望するマシンを設置できるか事前に確認し、必要に応じて棚やラックなどを設置してスペースを確保しておきましょう。シンプルで小型なコーヒーマシンであれば、限られたスペースでも設置しやすいため、小規模なオフィスにも適しています。

お手入れやメンテナンスが必要か

ドリンクサービスの設備は、飲み物を取り扱うという性質上、衛生面に注意して運用する必要があります。そのため、定期的に内部を掃除するなどのメンテナンスを行わないといけません。カプセル式のコーヒーマシンであれば、お手入れやメンテナンスが比較的簡単にできるため、気軽に導入しやすいサービスだといえるでしょう。