国際ホテル・レストラン・ショー 2024 出展レポート

2024/03

ネスプレッソ プロフェッショナルは、2024年2月13日から16日まで、東京ビッグサイトで開催された第51回「国際ホテル・レストラン・ショー（HCJ2024）」に出展いたしました。期間中多くの皆さまに弊社ブースをご覧いただきました。
ホスピタリティの向上に貢献する異なるベニューに向けて、多様なニーズに対応するコーヒーマシンや2024年新たに発売した2種類のコーヒー、客室のペーパーレス化に向けたQRコード対応やセルフ決済システム、「ネスプレッソ サステナビリティアワード」や「Bコープ™」認証など、様々な紹介を行いました。本記事では、期間中のブースの様子やご案内の詳細をお届けいたします。

ビュッフェエリア

セルフサービスでのコーヒーの提供の場として、ネスプレッソの活用が期待できるビュッフェエリア。今回、ネスプレッソブースの中央に象徴的なビュッフェエリアをイメージしたカウンターを設置し、「モメントミルク」、「モメント 100」、「モメント 200」、「アグイラ 220」、計４種類のコーヒーマシンを紹介しました。

ネスプレッソのコーヒーマシンをビュッフェエリアで使用するメリットは、どなたでも簡単に操作ができること、ミルクレシピなどを含む本格的でバラエティ豊かなコーヒーメニューを提供できること、そして、淹れたての豊かな味わいのコーヒーを一杯ずつ提供できることなどが挙げられます。挽きたてのコーヒー豆をカプセルに封入することで、コーヒー豆の鮮度とアロマが抽出の瞬間まで長時間守られます。そして、必要な杯数分のみのコーヒーカプセルを消費することは、フードロスの削減にも繋がります。

ビュッフェエリアでお好みのお食事やスイーツをお選びいただくように、ネスプレッソのコーヒーも豊富なラインアップからお好みの味わいをお客様にお選びいただくことができます。「プロフェッショナル」向け定番コーヒーは、全19種類（2024年3月現在）。力強い味わいからマイルドな味わい、シングルオリジンコーヒーやオーガニックコーヒー、フレーバーコーヒー、デカフェなど、豊かなバラエティを誇ります。

新発売 2種類の「プロフェッショナル」向け定番コーヒー

ブースでは2024年1月、2月に新たに発売した2種類の「プロフェッショナル」向け新定番コーヒーの味わいを紹介しました。
1月10日（水）に発売した「カフェ ノッチョーラ」は、ヘーゼルナッツビスケット風味香料を使用したフレーバーコーヒーです。ミルクを加えて楽しむことで、ヘーゼルナッツの香りと共に、ビスケットやプラリネ、ナッツのような香りが広がり、ミルキーな味わいをお楽しみいただけます。人気の定番コーヒー「カフェ ヴァニリオ」「カフェ キャラメロ」に、新たに「カフェ ノッチョーラ」が加わることで、より豊かなフレーバーコーヒーのラインアップが揃いました。

また、2月1日（水）には新たな定番オリジンシリーズのラインアップとして、「オリジン コンゴ オーガニック」の販売を開始。このコーヒーは、コーヒー生産の危機にさらされている地域の復活を目的としたネスプレッソ独自のプログラム「リヴァイヴィング オリジンズ」から生まれた特別なシングルオリジンのオーガニックコーヒーです。ネスプレッソは、内戦や経済困窮、自然災害など世界各国で様々な課題を抱える地域のコーヒー産業の再活性化を、独自の「リヴァイヴィング オリジンズ」 プログラムを2019年に始動し、高品質なコーヒーの栽培と収穫を再開した生産者たちの生活の支援、向上に取り組んでいます。このプログラムで提供するコーヒー一杯一杯が、継続的に生産地を支援し、未来に向けリヴァイヴ（＝復活）させることにつながります。

ゲストルーム

ゲストルーム向けには、豊富なラインアップを誇るコンパクトタイプのコーヒーメーカーを、QRコードを用いた独自のツール活用の提案と共に紹介しました。

コーヒーメーカーの上部などに専用QRコードを設置、お客様がスキャンして読み込むことで、コーヒーメーカーの使用方法や、カプセルコーヒーの味わいの説明などを紹介する各ホテル様専用のウェブページをご案内します。専用ページはカスタマイズも可能となっており、ホテル様のロゴやご提供いただくコーヒーの種類など、ご要望に応じて表示内容や仕様を変更できます。

お客様の利便性に加え、従来の印刷物でのご案内からデジタルに移行することで、管理やオペレーションの軽減にも繋がります。また、客室のモニターにてコーヒーの味わいやマシン操作などを案内するソリューションも提案。サステナビリティにも配慮した取り組みへの強化にも貢献できます。

2023年3月に発売した「ヴァーチュオ ポップ」は、独自の「セントリフュージョン」（遠心力抽出法）を採用し、厚みのあるやわらかなクレマと共にたっぷりの量のコーヒーをお楽しみいただける、コンパクトサイズのコーヒーメーカーです。グランルンゴ（150ml）、マグ（230ml）、シェアサイズのカラフェ（535ml）のラージカップから、エスプレッソ（40ml）とダブル・エスプレッソ（80ml）まで5サイズに対応。ボタン一つのワンタッチ操作でありながら、コーヒーメーカーがカプセルのフチに印されたバーコードから抽出量や湯温、蒸らし時間などの設定を自動認識し、種類の異なるコーヒーを最適な方法で抽出します。ポップな色合いの6色展開により、様々なスタイルの客室にもマッチするデザインです。

カフェ・レストラン

多くのお客様へのスピーディーかつクオリティの高い提供が求められるカフェやレストランのニーズに対応するコーヒーマシン「アグイラ 440」。本格的なミルクメニューやコールドメニューを含む計11種類のメニューをワンタッチで抽出可能な一台は、誰でも簡単に均一かつクオリティの高いコーヒーメニューを提供することが可能です。美しく高級感のあるデザインが、空間に華を添えます。また、小規模カフェ・レストラン向けのコーヒーマシンとして、コンパクトサイズの「ジニアス」を紹介しました。「ジニアス」と合わせて「エアロチーノ 4 リフレッシュ」（ミルク加熱泡立て器）を使用することで、ふんわりとした本格的なフォームミルクをホットとコールドで作ることができ、ミルクメニューの提供も可能です。

クラブラウンジ

ホテルの品格を象徴するクラブラウンジにネスプレッソのコーヒーマシンを導入いただくことにより、上質な味わいのコーヒーを自由度の高いセルフサービスで提供することが可能です。多くのクラブラウンジでは、セルフサービスでコーヒーを提供することが主流になりつつあります。セルフサービスでコーヒーを提供することにより、スタッフの負担を大幅に軽減できるのみならず、お客様にとっても、淹れたてのコーヒーを楽しむことができるというメリットがあります。

クラブラウンジ向けのコーヒーマシンのご提案として、「モメントミルク」を紹介しました。タッチパネルによる簡単操作で、まるでバリスタが淹れたようななめらかな口あたりのフォームミルクをまとった本格的な味わいのミルクレシピのコーヒーメニューの抽出が可能な一台は、スタイリッシュな空間にもマッチするデザインです。

フロントエリア

フロントエリア向けには、支払い機能を搭載した「モメント ペイド システム」を紹介しました。バラエティ豊かな味わいのコーヒーのラインアップがタッチパネル価格と共に表示され、お好みの味わいを選択、クレジットカードやICカードで支払いが完了します。マシンから出てきたコーヒーカプセルと、カップをセットし、コーヒーが抽出されます。

シンプルでわかりやすい操作性が特徴のシステムを使用することで、セルフサービスを実現。ご注文からお支払い、コーヒーの提供まで無人での対応が可能になることで、オペレーションの負担が軽減し、人手不足などの問題にも対応します。また、フロント周辺のセミパブリックスペースでコーヒーの販売を行うことで、テイクアウトニーズへの対応やサービスの向上にも繋がります。

「ネスプレッソ サステナビリティアワード」、国際認証「Bコープ™」

2023年7月、ネスプレッソはより多くの法人パートナーのお客様に向けてリサイクルへの取り組みを発信し、より多くの皆さまに「ネスプレッソ リサイクルプログラム」にご参加いただくべく、「ネスプレッソ サステナビリティアワード」を発足しました。

ブースでは、2024年1月に完成した「ネスプレッソ サステナビリティアワード」のトロフィーを展示・紹介しました。このトロフィーの原料には、回収したネスプレッソの使用済みカプセルから再精錬した再生アルミニウムが100％使用されています。JIDA日本インダストリアルデザイン協会　エコデザイン研究会 代表、プロダクトデザイナーの本田圭吾氏がデザイン・制作を手掛けたトロフィーのタイトルは、「GATE」。デザインには、「約束」と「期待」というメッセージが込められています。

また、昨年に続き、ネスプレッソが2022年に取得した国際認証「Bコープ™」についてもブースにて紹介。世界各国約7,800社（※）から成るグローバルコミュニティの一員として、今後もより高い評価を目指すべく、環境や社会に対する透明性や説明責任に対する姿勢を表明しました。（※2023年12月現在）

4日間を通じて、多くの皆さまにご高覧いただきました。ありがとうございました。