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コーヒーメーカーの匂いが気になる?匂いや汚れの原因と対処法を解説

本格的なコーヒーを手軽に淹れることができるコーヒーメーカーは、多くのご家庭や企業に導入されています。しかし、日々使用する中でコーヒーメーカーの「匂い」が気になることもあるでしょう。コーヒーメーカーは定期的にお手入れをする必要があり、必要なお手入れを怠ることで、汚れが溜まり、匂いなどが発生することでコーヒーの味わいや風味が損なわれてしまいます。そこで本記事では、コーヒーメーカーの匂いや汚れの原因と対処法を解説します。
目次
コーヒーメーカーの汚れの種類

まずはコーヒーメーカーの匂いの原因となる、次のような3種類の汚れについて確認しておきましょう。
- 水垢
- 油分
- カビ
水垢
水垢の主な原因は、水道水やミネラルウォーターに含まれる、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分です。水分が蒸発するとこれらのミネラル分だけが残り、ウォーターサーバー内に水垢として蓄積します。この水垢はコーヒーの味わいと風味を損なう原因となります。
油分
コーヒーメーカーを使用し続けると、「コーヒー渋」と呼ばれる汚れが内部に蓄積していきます。コーヒーには酸化しやすい性質があり、内部に残ったコーヒーが酸化して黒ずんだコーヒー渋が発生します。またコーヒーに含まれる油分も酸化し、これがツンとした匂いの原因となりコーヒーの味わいと風味を損ないます。
カビ
コーヒーメーカーは水を使用しますが、内部に水が残った状態が続くとカビが発生します。カビ菌が成長すると特有の「カビ臭さ」を発するようになり、コーヒーの味わいと風味を損なうだけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
コーヒーメーカーの匂いの原因

コーヒーメーカーの匂いの原因として、次の3つのものが考えられます。
- 本体素材のプラスチックの匂い
- 内部で発生しているカビの匂い
- コーヒーの油分が酸化した匂い
本体素材のプラスチックの匂い
コーヒーメーカーは主にプラスチック素材で構成されています。そのため、新品のコーヒーメーカーを使用すると、プラスチック素材特有の匂いがすることがあります、しかし一定期間が経てば、このような匂いは解消されるでしょう。
内部で発生しているカビの匂い
コーヒーメーカーは内部で水を使用します。キッチンやバスルームなどの水場と同様、コーヒーメーカーの内部で水が残った状態が続くことで雑菌が繁殖し、カビの原因となります。
コーヒーの油分が酸化した匂い
コーヒー豆には一定の油分が含まれており、これがコーヒー特有の旨味や香りを生み出しています。しかし、油分はしばらくすると酸化して、酸化した油分は酸味をもたらします。コーヒーメーカーを使用すると、内部のフィルターなどにコーヒーの油分が付着し、それが蓄積することでツンとした匂いの原因となります。
コーヒーメーカーの匂いを解消する方法

先ほどご紹介したコーヒーメーカーの匂いの原因ごとの効果的な対処法を見ていきましょう。なお、コーヒーメーカーの洗浄に関しましては、ご使用されている機種の取扱説明書をよくご確認のうえ自己責任で行ってください。
- プラスチック臭:何度か水で空運転する
- カビ臭:クエン酸水で内部洗浄を行う
- 酸化臭:重曹水でパーツを洗浄する
プラスチック臭:何度か水で空運転する
購入したばかりのコーヒーメーカーに何度か水を入れて空運転することで、新品製品特有のプラスチック部品の匂いを解消することができます。
そのほかにも、プラスチック部品を取り外して水に浸け置きするのも効果的です。数時間ほど水に浸けておくことでプラスチック臭を取り除けるでしょう。
カビ臭:クエン酸水で内部洗浄を行う
コーヒーメーカーがカビ臭くなったと感じたときは、すでに内部に汚れが蓄積している可能性があります。そこでクエン酸水をタンクに入れて空運転することで、内部を綺麗に洗浄することができます。
具体的には、清掃用として市販されているクエン酸を購入し、給水タンクに混ぜます。クエン酸の量はコーヒーメーカーの容量に依存し、コーヒー1杯分につき1gのクエン酸が目安です。例えば、10杯分の容量のコーヒーメーカーなら10gのクエン酸が必要です。このとき、コーヒー豆や粉は入れないように注意してください。
尚、酢やレモン汁などでも同様の効果が期待できますがこれらは匂い移りの原因になるため、無臭のクエン酸を使うほうが無難です。
酸化臭:重曹水でパーツを洗浄する
コーヒーが酸化したツンとする匂いには、重曹を使った洗浄がおすすめです。ただし、クエン酸のように給水タンクに重曹を入れてはいけません。まずはコーヒーメーカーから、サーバー・ドリッパー・フィルターなど、分離可能な部品を取り外します。それから水と重曹を1:2の割合で混ぜ合わせて、部品を重曹水に浸け置きします。さらに綺麗なブラシなどで汚れを擦ると清潔な状態になります。
なお、コーヒーメーカーのフィルターに黒ずみ汚れがつくことがあります。これはクエン酸では落とせないため、重曹と歯ブラシでの洗浄が必要です。取り外しできない部品については、ウエスなどに重曹水を染み込ませて拭き取るといいでしょう。
コーヒーメーカーの匂い対策の注意点・ポイント

コーヒーメーカーの匂いの対策を行うときは、次のようなポイントを意識しましょう。
- カビが落ちないときは酸素系漂白剤を使う
- お手入れのときは必ず乾拭きする
- コーヒーメーカーのお手入れは月1回など、適切な頻度で行おう
- お手入れしやすいカプセル式コーヒーメーカーもおすすめ
カビが落ちないときは酸素系漂白剤を使う
コーヒーメーカーにすでにカビが蓄積している場合は、クエン酸や重曹では匂いを解消しきれないかもしれません。そんな場合は酸素系漂白剤を使用しましょう。
50℃前後のお湯10リットルに対して、10g程度の酸素系漂白剤を溶かします。それからコーヒーメーカーのパーツを30分ほど浸け置きして、歯ブラシで汚れを軽くこすりながら洗い流します。
お手入れのときは必ず乾拭きする
コーヒーメーカーをお手入れをするときは、仕上げに必ず水分を拭き取るようにしましょう。前述したように、コーヒーメーカー内部に水分が残ると水垢やカビの原因になるため、ふきんなどで水分を拭き取ることが大切です。また、水洗いするときは本体を丸ごと洗浄するのではなく、必ずパーツごとに分解してください。
コーヒーメーカーは月1回など、適切な頻度で洗おう
コーヒーメーカーの洗浄は月1回など、定期的に行うことがおすすめです。この頻度であれば無理なく続けることができ、水垢やカビの蓄積を防ぎながら清潔な状態を保てるでしょう。
お手入れしやすいカプセル式コーヒーメーカーもおすすめ
コーヒーメーカーの洗浄には手間がかかるため、できるだけお手入れが簡単なコーヒーメーカーを選ぶのがおすすめです。特にカプセル式のコーヒーメーカーは、粉砕されたコーヒーがカプセルに密閉されているため、コーヒーかすが飛び散ちらずメーカー本体に汚れがつきにくく、お手入れが簡単というメリットがあります。
ネスプレッソのコーヒーメーカーはお手入れが簡単!

コーヒーメーカーには、水垢・油分・カビといった汚れがたまる場合があるため、定期的にお手入れしなければ匂いが発生したり、味わいや風味が損なわれたりする原因となります。クエン酸や重曹を活用することで、コーヒーメーカーを清潔な状態に保つことができます。お手入れが簡単なコーヒーメーカーを選ぶことで、このようなお手入れの手間を省くことが可能です。
カプセル式コーヒーのパイオニアである「ネスプレッソ」のコーヒーメーカーは、お手入れやメンテナンスがとても簡単です。適切な方法でお手入れを行うことで、高品質でバラエティ豊富なラインアップのコーヒーの本格的な味わいを、気分やお好みに応じて楽しみ続けることができます。この機会にぜひ、ネスプレッソのコーヒーメーカーをご検討ください。
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