コイン式のオフィスコーヒーとは？導入メリットや選び方を解説

2024/08

近年では、福利厚生の一環としてオフィスコーヒーを導入する企業が増えています。オフィスコーヒーにはさまざまな種類があり、その中でもコイン式のオフィスコーヒーは、簡単にコーヒーを提供できることが魅力です。本記事では、コイン式のオフィスコーヒーのメリットやデメリット、選ぶ際のポイントについて解説します。

コイン式のオフィスコーヒーの導入メリット

コイン式のオフィスコーヒーを導入するメリットとして、次のようなものが挙げられます。

• 手軽にコーヒーを淹れることができる
• 社内コミュニケーションが活性化する
• 業務効率化に貢献できる
• 採用時のアピールポイントにもなる

手軽にコーヒーを淹れることができる

コイン式のオフィスコーヒーは、コインを投入してボタンを押すだけで、紙コップにコーヒーを淹れることができます。お湯を沸かしたり、コーヒー豆をセットしたりする必要がないため、従業員が気軽にコーヒーを飲むことができます。

社内コミュニケーションが活性化する

休憩室やカフェスペースなどにコイン式のオフィスコーヒーを設置することで、従業員同士の接点が生まれやすくなります。自然とコミュニケーションを取る機会が増えて、従業員同士の交流が深まりやすくなるでしょう。普段は関わりが少ない別部門・部署の人と話す機会も増えるため、社内全体の雰囲気づくりにも役立ちます。

業務効率化に貢献できる

コイン式のオフィスコーヒーの導入により、業務の合間にコーヒーを飲んで休憩する機会が生まれます。また、コーヒー特有のアロマを楽しむ時間を設けることで、業務の張りつめた雰囲気から一時的に離れることもできるでしょう。このようにオフィスコーヒーをきっかけとして、適切な休憩時間を得ることでリラックスや気分転換ができるため、従業員の業務効率化が期待できます。

採用時のアピールポイントにもなる

コイン式のオフィスコーヒーは、福利厚生の一環としても人気が高い施策です。福利厚生の充実は求職者が魅力的に感じることが多いため、採用活動時のアピールポイントのひとつになります。

コイン式のオフィスコーヒーの導入デメリット

コイン式のオフィスコーヒーの導入を検討する際は、次のようなデメリットに注意が必要です。

• 月額料金や光熱費などがかかる
• 設置するために一定のスペースが必要
• コーヒーマシンの掃除やメンテナンスが必要
• コーヒーが苦手な人が利用できない

月額料金や光熱費などがかかる

コイン式のオフィスコーヒーを導入する場合は、導入費用やランニングコストがかかります。特に24時間稼働させることにより、電気代が高額になりやすいことには注意が必要です。

設置するために一定のスペースが必要

コイン式のオフィスコーヒーは、導入時に一定のスペースが必要となります。オフィスや休憩スペースが狭い場合は、設置できない可能性があります。そのため、十分な設置スペースがあるか、事前に設置場所を検討しましょう。

コーヒーマシンの掃除やメンテナンスが必要

コーヒーマシンの種類にもよりますが、基本的には掃除やメンテナンスを自社で行う必要があります。掃除やメンテナンスを丁寧に行わなければ、コーヒーの香りに悪影響があるだけでなく、コーヒーマシン内部に汚れやカビなどが発生して不衛生な状態になってしまいます。コーヒーマシンのお手入れ方法については以下の記事でもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

コーヒーメーカーの簡単お手入れ・掃除方法をご紹介

コーヒーが苦手な人が利用できない

福利厚生の効果を高めるためには、できるだけ多くの従業員がメリットを享受できることが大切です。しかし、コーヒーやカフェインが苦手な人は一定数いるため、不公平感をなくす配慮も必要になります。例えばカプチーノやラテ、デカフェなどのメニューを選べる製品を導入することで、より多くの従業員が利用することができ、満足度が上がるでしょう。

コイン式のオフィスコーヒーを選ぶ際のポイント

コイン式のオフィスコーヒーを選ぶ際は、次のようなポイントを意識しましょう。

• コストと機能のバランスを検討する
• 社内ニーズを事前に把握する
• メンテナンスやサポート体制を意識する
• サステナビリティに向けた取り組みを行っているか

コストと機能のバランスを検討する

コイン式のオフィスコーヒーは、月額費用や電気代などがかかるため、事前にトータルコストを精査しておくことが大切です。メニューの種類や機能が充実したコーヒーマシンは、費用が高額になる傾向があります。

なお、コーヒーマシンによってはサイズがコンパクトなものや、省エネ性が優れているものもあります。企業規模や社内のニーズ、予算などに応じて適切なものを選びましょう。

社内ニーズを事前に把握する

せっかくコーヒーマシンを導入しても、従業員の利用率が低ければ十分な効果が得られません。事前に社内でヒアリングやアンケートを行い、オフィスコーヒーのニーズや、コーヒー以外のメニューの要望などを把握した上で検討しましょう。

メンテナンスやサポート体制を意識する

コイン式のコーヒーマシンを利用していると、故障や不具合が起きることがあります。メンテナンスやサポート体制が充実していれば、万が一のときでもスムーズな対応が受けられるので安心です。

サステナビリティに向けた取り組みを行っているか

SDGsに関する取り組みが進む中で、オフィスコーヒーを提供する事業者の「持続可能な社会の実現に向けた取り組み」も重要な指標のひとつです。例えば「ネスプレッソ プロフェッショナル」では、地球環境に配慮したコーヒー生産や、使用済みカプセルを回収・リサイクルし、資源として再利用する取り組みを行っています。取り組みの詳細については以下の記事でご紹介していますので、ぜひご覧ください。

サステナビリティとは？重要視される背景や取り組み事例を紹介

ネスプレッソのサステナビリティへの取り組みについて

コイン式以外のオフィスコーヒーも検討してみよう

企業にオフィスコーヒーを導入する場合は、次のようなコイン式以外のオフィスコーヒーも検討してみましょう。

• 買い切り型のオフィスコーヒー
• 月額制・サブスク型のオフィスコーヒー
• ブリュワー式
• カプセル式

買い切り型のオフィスコーヒー

「買い切り型」のオフィスコーヒーは、コーヒーマシンを自社で購入して運用するタイプです。導入時に初期費用としてコーヒーマシン代がかかりますが、月額料金が不要なのでランニングコストを抑えられます。ただし、メンテナンスは基本的に社内で行わないといけないため、社内リソースを圧迫してしまう懸念があります。

月額制・サブスク型のオフィスコーヒー

「月額制・サブスク型」のオフィスコーヒーは、月額料金を支払ってコーヒーマシンをレンタルする方法です。購入費用はかかりませんが、一定の月額料金を支払い続ける必要があります。一方で、定期的なメンテナンスもサービスに含まれていることが多く、社内で管理する負担を軽減できます。

ブリュワー式

「ブリュワー式」のオフィスコーヒーは、一度に数杯分のコーヒーを抽出できるタイプです。一度に多くの量を抽出できるため、大人数でも効率的にコーヒーを淹れることができます。ただし、コーヒー以外のドリンクを作ることはできないため、従業員の幅広いニーズを満たせない可能性があります。

カプセル式

「カプセル式」のオフィスコーヒーは、レンタル型のオフィスコーヒーの中でも後片付けやお手入れがしやすいので特におすすめです。粉砕したコーヒー豆が入ったカプセルをコーヒーマシンにセットし、ワンタッチ操作で味わい豊かなコーヒーを淹れることができます。

また、粉砕したコーヒー豆をアルミ製カプセルに密封することで酸化を防ぎ、長期間品質を保ったまま豆本来の味を維持しやすくなる点もカプセル式の大きなメリットです。密閉容器などを準備する必要がなく豆の鮮度管理もしやすいため、忙しい従業員の管理の手間を省くことにもつながるでしょう。