OUR JOURNEY ネスプレッソ コーヒー原産国 エチオピアについて ネスプレッソ コーヒー アンバサダー 上野里佳

エチオピア産コーヒーについて|OUR JOURNEY|ネスプレッソ

OUR JOURNEY ネスプレッソ コーヒー原産国 エチオピアについて ネスプレッソ コーヒー アンバサダー 上野里佳 OUR JOURNEY ネスプレッソ コーヒー原産国  エチオピアについて ネスプレッソ コーヒー アンバサダー 上野里佳

コーヒーは8世紀にエチオピアの高所、東アフリカのカファ地方で
発見されたと考えられています。
その後エチオピアからイエメンに持ち込まれたコーヒーは
15世紀ごろには東洋全域で受け入れられ、さらに西洋へと広まっていきました。
古くから存在するコーヒーですが、消費されるようになったのは実のところ、
今からそれほど遠くはない過去なのです。

シングルオリジン ルンゴコーヒー
としての発売

ネスプレッソにおいて、エチオピア産コーヒーを100%使用した
定番カプセル コーヒーが登場したのは、2014年のことです。
ブケーラ・カ・エチオピアという製品で、ネスプレッソ史上初めての
シングルオリジン ルンゴコーヒーでした。

特別限定コーヒー 2018年 【オリジナル】 「エチオピア・ラ・マリアス」

2014年
【オリジナル】
ブケーラ・カ・エチオピア

シングルオリジンとは、単一原産国という意味で、
発売当時はその名前すら認知度は高くありませんでした。
2009年よりシングルオリジン エスプレッソを3種類発売していたものの、
原産国は、コロンビア、ブラジルそしてインドの3か国でした。
南米やアジア地域以外の原産国のコーヒーで、
当時の定番コーヒー・ラインアップには存在していなかった
シングルオリジンのルンゴのコーヒーをお届けしたい、という想いから
ブケーラ・カ・エチオピアが誕生しました。

パッケージにはエチオピアにおいてポピュラーな植物であるアカシアの木が描かれていました。カプセルの色はアフリカの大地を想わせる赤銅色。 パッケージにはエチオピアにおいてポピュラーな植物であるアカシアの木が描かれていました。カプセルの色はアフリカの大地を想わせる赤銅色。

ブケーラ・カ・エチオピアを試飲したときの感動は今でもしっかりと覚えています。
普通のルンゴコーヒーよりも抽出に時間をかけ、その繊細な香りをカップの中に放っていくのです。
抽出の最中に花束が差し出されたかのような感覚になるほど、
ジャスミンや白ユリなどの花々のような香り溢れるコーヒーでした。
実際にコーヒーをいただく前からその香りの素晴らしさに圧倒され、
この体験こそが私をエチオピア産コーヒーの大ファンにしてくれました。

エチオピアでのコーヒー栽培と
「ネスプレッソAAA サステイナブル・
クオリティ(持続可能品質)™ プログラム」

今日エチオピアはその栽培の規模でもアフリカ大陸においてトップレベルのコーヒー原産国です。
豊かで多様性に富んだ大地で、コーヒーの長い伝統と深い文化が根付いています。
各地域の土地の資源や特徴によりコーヒーには異なる精製方法が用いられるため、風味特性に違いが現れます。

ジャスミンを想わせる花のような香りのコーヒーは、
エチオピア南西部のシダマ産水洗アラビカ種コーヒー。
ワイルドな風味のコーヒーは、
レケンプティなどのエチオピア西部の非水洗アラビカ種コーヒーです。
コーヒーの収穫は緯度によって異なりますが、9-10月頃から開始され、1月頃に終了します。
コーヒーのほぼ100%が手摘みにより収穫されます。

ネスプレッソが2003年にレインフォレスト・アライアンスと協働してスタートさせた
ネスプレッソAAA サステイナブル・クオリティ(持続可能品質)™ プログラム
エチオピアでの開始は2012年です。

このプログラムは、持続可能で高品質なコーヒーを供給するためのプログラムであり、
同時に生産者の方々及びそのコミュニティの生活の質の向上と環境保護を目的としています。
生産者の方々の持続的な農業慣行を次のことをとおして支援します:
●プレミアム価格でのコーヒーの購入
●農業技術支援
●農具やインフラへの共同投資

そして生産者の方々のコミュニティや取り巻く環境が直面しているさまざまな課題、
例えば、コーヒー価格の変動、気候変動などに対し継続的に解決方法を提案しています。

既にエチオピアの38,000軒以上の農園が
ネスプレッソAAA サステイナブル・クオリティ(持続可能品質)™ プログラムに参加しており、
2015年からは環境保護団体PUR Projetならびに非営利団体のテクノサーブと共に
アグロフォレストリー(森林農業)も開始し、既に150万本以上もの植樹を行いました。

マスター オリジンズ 「エチオピア」の登場

2018年まで存在していたネスプレッソのシングルオリジン シリーズのコーヒーは、
その年にマスター オリジンズ シリーズに生まれ変わりました。
その背景にはコーヒーを取り巻く情勢とトレンドの変化がありました。
重要視されていたコーヒー原産国という観点は、そこからさらに進んで、
その国でどのようなプロセス(精製方法)によりコーヒーが作られているのかということにシフトし、
クラフトブームが起こり「手作り」がより切望されるようになり、
サステイナビリティは、購入決定のための重要なファクターになりました。
こういったことを反映し、マスター オリジンズ シリーズが誕生したのです。

マスター オリジンズ シリーズのコーヒーは、シングルオリジン コーヒーであり、かつ、
その国で古くから用いられている伝統的、革新的な手法を使って生産者/職人の方々が
「芸術家」のように「想い」を込めてつくりだすコーヒーです。
その伝統的な技、独創的な農業慣⾏により栽培されたコーヒーは「豊かなアロマ」を放ちます。

マスター オリジンズ エチオピアは、
ドライプロセス(非水洗/乾燥式)で精製されたアラビカ種コーヒーを使用しています。
エチオピア西部では伝統的にドライプロセスで精製したコーヒーが多く生産されてきました。
完熟したコーヒーチェリーを収穫後、生産者はそれらを高床式のパティオ
または屋外の「アフリカンベッド」と呼ばれるものの上に広げて天日干しにします。
夜間はコーヒーチェリーの上に覆いをして湿気を帯びたり、雨を浴びたりしないようにします。
しっかりと乾燥させるために、コーヒーチェリーを念入りに(1時間ごとが好ましい)手、
もしくは木の熊手でかき回します。

コーヒーチェリーがしっかりと乾燥すると、
新鮮で真っ赤な色の外皮(いわゆる果肉)は濃い紫色に変わります。
見た目は塩漬けにしたオリーブや干しブドウに近いです。
乾燥のステージが進むに従って、もろく黒い色合いになります。
コーヒーチェリーが完全に乾燥したら、種を取り出すために外皮をはがします。
その種とはまさに、私たちが焙煎をするコーヒー豆のことを言います。
天候によって異なりますが、コーヒーチェリーが十分に乾燥し、
コーヒー豆の水分量が10-12%になるためには4週間程度かかります。
乾燥した果肉や皮は自然の包装紙のような役割をし、密着した状態で発酵が生じます。
それにより、コーヒー豆に甘さ、完熟さ、乾いたフレーバーが生まれます。

ネスプレッソのコーヒー専門家たちは、
行き届いたケアのもと精製されたエチオピア産のコーヒーを軽く短時間で焙煎し、
コーヒーが本来もつ繊細な香りを引き出します。
そしてそれは、エチオピア産コーヒーのよりワイルドで重みのある香りを通して感じることができます。
熟したフルーツのような穏やかな香りから繊細なオレンジの花のような香りをお楽しみいただけます。

マスター オリジンズ 「エチオピア」の
スリーブデザイン

オリジナルヴァーチュオの定番コーヒーの中に、エチオピアはラインアップされています。
共にコーヒースリーブのデザインには、点描画風の絵が描かれています。
この絵は言うまでもなく、伝統的にエチオピア西部地域で行われているドライプロセスの様子を
描写したものです。生産者の方々の「手仕事」の様子をイメージすることができます。
コーヒー発祥の地と言われているエチオピア産コーヒーの素晴らしい味わいを、
マスター オリジンズ エチオピアで余すことなくご堪能ください。

  • エチオピア
    オリジナル カプセルコーヒー

  • エチオピア
    ヴァーチュオ カプセルコーヒー