お花見シーズンにぴったりのペアリングとしてご提案させていただいた、
ラデュレの季節限定スイーツ｢サントノレ･サクラ（現在は販売しておりません）｣と
ヴァーチュオ コロンビアはお楽しみいただきましたでしょうか。
酸味豊かなコーヒーはクリーム系のお菓子と相性が良い、と私は思います｡
例えば、ショートケーキを思い浮かべてみて下さい。
さわやかな酸味のイチゴと生クリームがとても良いハーモニーを生み出してくれます。
今回ご紹介したペアリングにおいて、コロンビアを
ブラックでお楽しみいただくと、サクラ風味のクリームとコーヒーのいきいきとした酸味が調和し、
さっぱりとした後味をお楽しみいただけます。
コロンビア
（ヴァーチュオ カプセルコーヒー）
また、少量のミルクを注いでつくる「リヴァーソ」で合わせると、
よりまろやかな味わいのペアリングとしてお楽しみいただくことができます。
フルーティーな味わいの
コーヒーに育てるには
ネスプレッソが使用するコロンビアのコーヒーについて表現する際によく使われるのが、
「フルーティーな」「赤い果実のような」といった言葉です。
標高の高い場所で育つアラビカ種のコーヒーは、香りが豊かできれいな酸味を感じられるのが特徴です｡
ヴァーチュオ コロンビアで使用しているコーヒーも標高の高い場所で育ちます。
そして、完熟したコーヒーチェリーを生産者の方々が丁寧に手摘みをしています。
収穫後は水洗式という方法でコーヒーを精製します。
その過程において、どのくらいの時間を発酵プロセスに割いたらよいのかを見極めることこそが
とても難しく、そこに、生産者の方々の長年にわたる経験と知恵が反映されています。
コロンビア産にこだわった
カプセルコーヒーたち
ネスプレッソは、コロンビア産のコーヒーのみを使用した数量限定、
特別限定コーヒーも過去に販売したことがあります。
2012年の限定コーヒー ナオーラで初めて
「遅摘み」収穫に挑戦しました。
2014年のカウカとサンタンデルは、コーヒーが育つ地域をカプセルの名前に冠しています｡
こちらの2種類のコーヒーでは、コーヒーを異なるテロワールで栽培すると
味わいにどのような違いが生まれるのかをご体験いただく、ということがコンセプトでした｡
実際にカウカは、みずみずしくフルーティーな味わい。
一方サンタンデルは、バランスがとれていてトーストした穀物やキャラメルのような味わいでした。
私も、サンタンデルのバランスの取れた味わいと豊かな甘みには非常に驚きました。
2017年に発売したセレクション・ヴィンテージ 2014は、ネスプレッソ初のエイジド・コーヒーでした。
2014年に収穫したコーヒーを、3,000メートルを超える標高にある倉庫でエイジングをさせました。
コロンビア産のコーヒーらしい酸味が、穏やかなまろやかさをまとってカップの中に注がれました。
コーヒーを口に含んだ瞬間に、そのやわらかさとシルキーさに圧倒されたことを覚えています。
定番コーヒーでは、2009年に発売され、2018年に販売を終了したロサバヤ・デ・コロンビア、
2018年より定番コーヒーとして発売となったオリジナル マスター オリジンズシリーズのコロンビアがあります。
オリジナルのコロンビアは、ナオーラで培った「遅摘み」の技術を取り入れています。
また、ロサバヤ・デ・コロンビアとは焙煎のバランスを変更しました。
その結果、酸味はより穏やかになり、濃厚な赤ワインを想わせる香りがより豊かになりました。
日本では発売されなかったコロンビア産のコーヒーのみを使用した数量限定、特別限定コーヒーもあります。
コロンビア産コーヒーを
堪能するには
私はコーヒーを楽しむ際は、
ネスプレッソのリヴィールグラス（インテンス、マイルド、ルンゴの3種類があります）を使用します。
グラスのボールの大きさ、口径、ステムやプレートが､
ネスプレッソのコーヒーの美味しさを堪能するために計算されて作られています。
ゆったりとした気分で過ごせる休日に、オリジナルのコロンビアを
ブラックでいただくのが私の至福のひとときでもあります。
赤ワインのような濃密な香り、酸味と苦味のバランスの良さ、カプセルのかわいらしい色合い。
きっと皆様の五感を満たしてくれると思います。
是非、リヴィールグラスでお楽しみください。
