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コーヒー豆の種類と特徴とは?代表的な品種や銘柄を徹底解説

2023/10
収穫されたコーヒー豆

さまざまな企業の休憩スペース・社内カフェスペースなどで、オフィスコーヒーの導入が進んでいます。オフィスコーヒーの本格的な風味や味わいを生み出しているのが、世界各地のコーヒー豆です。コーヒーは豆の種類はもちろん、産地・挽き方・焙煎度合いなどでも味わいは大きく変わります。

こうしたコーヒー豆ごとの特徴について知ることで、オフィスでコーヒーを飲む楽しみも増すでしょう。本記事では、コーヒー豆の種類と特徴や、知っておくと便利な知識について解説します。オフィスコーヒーの導入をご検討の方は、ぜひ参考にしてみてください。

コーヒー豆の代表的な品種は3種類

丸椅子の上に置かれたネスレネスプレッソのコーヒーとチョコレート

コーヒーは13世紀ごろに、エチオピアやイエメンなどで飲まれるようになり、それから世界中に広がったと考えられています。現在では60か国以上でコーヒーが生産されているため、その種類もさまざまです。

しかし、多種多様なコーヒーも「系統」で考えると、以下の3つの種類に分けることができると考えられています。本章では、それぞれの特徴について確認していきましょう。

  • アラビカ種
  • カネフォラ種
  • リベリカ種

アラビカ種

「アラビカ種」はエチオピア原産のコーヒー豆で、現在流通しているコーヒー豆全体の7割前後がアラビカ種です。華やかなアロマと酸味が強い贅沢な味わい、鮮やかな風味が特徴的なコーヒー豆です。焙煎を加えることで、香りと酸味がさらに引き出されます。

一方で、アラビカ種は非常にデリケートで、気候・土壌の影響を受けやすいコーヒー豆です。そのため温度や湿度はもちろん、降水量や日当たりなどの条件が整っている土地でなければ、アラビカ種の栽培は難しいといわれています。

現在ではアラビカ種のこうした弱点を補うために、アラビカ種をもとに改良した派生品種が多く登場しています。

カネフォラ種

「カネフォラ種」はアフリカ大陸のコンゴ原産のコーヒー豆で、現在のコーヒー豆の3割前後がカネフォラ種となっており、「ロブスタ種」と呼ばれることもあります。アラビカ種から派生したこともあり、華やかな香りと苦みの強さが特徴です。アラビカ種の2倍前後のカフェインが含まれているともいわれています。

デリケートなアラビカ種とは異なり、カネフォラ種・ロブスタ種は気候の影響を受けづらく、病害虫にも強いコーヒー豆です。そのため安価で多く生産しやすく、インスタントコーヒーや缶コーヒーなどの原料として活用されています。

リベリカ種

「リベリカ種」は西アフリカのリベリカ原産のコーヒー豆で、ほかの品種と違って低地や平地でも栽培可能で、気温や湿度などへの順応性も高いことが特徴です。

しかし、さび病への耐性が低く収穫できる豆が少ないことや、ほかの品種と比べると風味が控え目であることから、リベリカ種のコーヒー豆全体に占める割合は1%程度となっています。現在では主にマレーシアやフィリピンなど、一部の地域のみで生産されています。

コーヒー豆の代表的な銘柄の種類

休憩スペースに設置されているネスレネスプレッソのオフィスコーヒーマシン「ジニアス」

コーヒー豆は世界各地で生産されており、アロマや風味はそれぞれ異なります。コーヒー豆の代表的な「銘柄」には、以下のような種類のものがあります。それぞれの風味や特徴などについて見ていきましょう。

  • モカ
  • ブルーマウンテン
  • キリマンジャロ
  • コナ
  • マンデリン
  • グアテマラ
  • コロンビア

なお、本記事でご紹介しているコーヒー豆の特徴は、あくまで一般的な内容です。個人の主観やコーヒーの焙煎度合い・挽き方などにより、コーヒーの風味やアロマは大きく異なる点にご注意ください。

モカ

「モカ」は、コーヒーの発祥地といわれているイエメンとエチオピアで栽培されており、世界最古の銘柄ともいわれているコーヒー豆です。気品が漂う上品な香りとコク、まるでフルーツのような酸味と甘みが魅力で、世界中で愛されています。

ブルーマウンテン

「ブルーマウンテン」は、カリブ諸国ジャマイカのブルーマウンテン地区で栽培されているコーヒー豆です。このブルーマウンテン地区は、弱酸性の土壌や豊富な雨量など、コーヒー栽培に理想的な条件が揃っている土地だといわれています。甘味・酸味・苦味のすべてがバランス良く、卓越した香りや口当たりの滑らかさが魅力です。そのため、コーヒーが苦手な方でも親しみやすいでしょう。

キリマンジャロ

「キリマンジャロ」は、東アフリカのタンザニアで栽培されているコーヒー豆です。コクの深さと豊かな酸味・苦みのバランスの良さが魅力です。その味わいの深さから、世界最高峰のコーヒー豆のひとつとして世界中で愛されています。また、キリマンジャロは焙煎の深さで風味が変わり、深ければ苦みが際立ち、浅ければ酸味が目立つことも特徴です。

コナ

「コナ」は、アメリカ合衆国のハワイ州で栽培されており、芳醇な酸味とキレのある味わい、爽やかな香りが世界中で高い評価を受けているコーヒー豆です。特徴のある酸味を活かすために、酸味を際立たせたブレンドコーヒーを作りたいときにも、コナが使用されています。なお、コナは基本的にハワイ州でしか生産されていないため、希少なコーヒー豆としても有名です。

マンデリン

「マンデリン」は、世界有数のコーヒー生産国である、インドネシアのスマトラ島で栽培されているコーヒー豆です。スマトラ島のマンデリン族が栽培を始めたことが、その名の由来だといわれています。酸味は控えめで、ほろ苦さとコクの深さの絶妙なバランスにより、独特な後味が楽しめます。

ちなみに、インドネシア産コーヒーは栽培された島によって名称が異なることも特徴です。代表的なものが「マンデリン」「トラジャ」「ジャワコーヒー」で、それぞれ風味やアロマも少しずつ違います。

グアテマラ

「グアテマラ」は、中南米のグアテマラ共和国で栽培されているコーヒー豆で、果実のようなフレッシュな香りと豊かなコク・甘い後味が魅力です。風味のバランスが良いため、ブレンドコーヒーでも使用されることが多い銘柄です。

コロンビア

「コロンビア」は南米コロンビアで栽培されているコーヒー豆で、フルーティーで芳醇な甘みが特徴です。優しい苦味・コクと適度な酸味から、ブレンドコーヒーのベースにもおすすめです。ちなみに、コロンビアコーヒーから厳選された上質なコーヒー豆は、「エメラルドマウンテン」という名称で親しまれています。

コーヒー豆ができて販売されるまでの過程

収穫されたコーヒー豆

オフィスコーヒーの基になるコーヒー豆は、以下のようにさまざまな工程を経て生産されています。その流れを知ることで、オフィスコーヒーがさらに美味しく感じられることでしょう。

  1. 種まきと収穫
  2. 乾燥と選別
  3. 焙煎と出荷

1. 種まきと収穫

まずは種まきが行われて、コーヒー豆の栽培が始まります。品種によっても異なりますが、おおむね1か月前後でコーヒー豆が発芽し、それから数年かけて成木になります。やがて小さな花が開き、「コーヒーチェリー」と呼ばれる実がついたら収穫の時期です。

2. 乾燥と選別

コーヒーチェリーは収穫後に果肉を取り、種だけの「パーチメントコーヒー」になります。パーチメントコーヒーに水洗い・脱穀などの処理を加えたあとは、コーヒー豆を劣化させないために丁寧な乾燥が欠かせません。そのうえで、コーヒー豆の品質を安定させるために、未成熟なコーヒー豆や異物を取り除きます。

3. 焙煎と出荷

生産されたコーヒー豆は焙煎されますが、その度合いでコーヒーの風味やアロマが大きく変わるため、コーヒー豆の特性に合わせた焙煎が大切です。焙煎したコーヒー豆は必要に応じて粉砕されて、個別に包装したうえで出荷されます。

コーヒーを楽しむために知っておきたい知識

オフィスのテーブルの上に置かれたコーヒー

コーヒーの香りや味わいを引き出すためには、コーヒー豆の焙煎度合いや挽き方も大切です。コーヒーをさらに楽しむための知識をご紹介します。

  • コーヒー豆の焙煎度合いは8種類ある
  • コーヒー豆の挽き方は5種類に分けられる

コーヒー豆の焙煎度合いは8種類ある

コーヒー豆を乾燥させて、香ばしさ・甘さ・コクを引き出すための「焙煎」には、以下の8種類のものがあります。

浅煎り:ライトロースト・シナモンロースト

一般的に使用されることは少なく、アメリカンコーヒー向けの焙煎度合いです。

中煎り:ミディアムロースト・ハイロースト

一般的な焙煎度合いで、喫茶店や家庭などで広く使用されています。

深煎り:シティロースト・フルシティロースト・フレンチロースト・イタリアンロースト

エスプレッソ・カフェオレ・アイスコーヒーなどに使用されている焙煎度合いです。

一般的には、中煎り~深煎りの焙煎度合いが使用されています。

コーヒー豆の挽き方は5つに分けられる

焙煎したコーヒー豆を抽出・粉砕する工程は、以下の5種類に分類されます。

極細挽き

粉糖のように細かな挽き方で、エスプレッソやトルココーヒーなどに向いています。

細挽き

粉糖とグラニュー糖の中間くらいの細かさで、直火式のエスプレッソなどに適しています。

中細挽き

グラニュー糖くらいのサイズで、一般的な挽き方です。コーヒーメーカーでの抽出に向いています。

中挽き

グラニュー糖とザラメ糖の中間くらいの粗さで、フレンチプレスやサイフォンでの抽出に最適です。

粗挽き

ザラメ糖くらいの粗さですが、喫茶店や家庭用ではあまり使用されていない挽き方です。

一般的なペーパードリップでは、中細挽きが使われています。

本格的なオフィスコーヒーを味わうなら「ネスプレッソ」がおすすめ

テーブルの上に置かれたコーヒー

オフィスコーヒーの基になるコーヒー豆には、さまざまな品種・銘柄のものがあります。コーヒー豆に関する知識を深めておくことで、コーヒーの楽しみもより深まるでしょう。しかし、コーヒー豆の種類は膨大なのですべてを味わうのは難しく、どれを選ぶべきか分からないこともあります。

そこで、さまざまなコーヒー豆の種類をワンタッチで楽しめる、オフィスコーヒー「ネスプレッソ プロフェッショナル」がおすすめです。ネスプレッソでは、厳選されたコーヒー豆は独自に焙煎・粉砕され、真空カプセルで提供されます。多様なコーヒーをカプセルで簡単に、なおかつ本格的なアロマや風味を味わえることが魅力です。

また、ネスプレッソはサステナビリティを意識し、フェアトレードやリサイクルなどの取り組みも積極的に進めています。そのため、ネスプレッソのオフィスコーヒーの導入は、社会への責任を果たす経営姿勢の表明にもつながり、企業イメージの向上も見込めるでしょう。

ネスプレッソのオフィスコーヒーに興味がある方は、この機会にぜひお問い合わせください。

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