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クリエイティブオフィスを実現するためには?【イノベーションが生まれるアイデアをご紹介】

2022/05

デザイン的な観点だけでなく、日々働いている社員の満足度やパフォーマンスに大きく影響するオフィス環境。近年、企業にはイノベーションの創出が求められており、イノベーションを生み出す「クリエイティブオフィス」に注目している企業様も多く見受けられます。
そこで今回は、クリエイティブオフィスのコンセプトを解説し、イノベーションを生み出す環境を作る方法を紹介します。

なぜ、イノベーションが必要なのか?

イノベーションとは、新しいサービスやビジネスモデル、仕組み、モノを生み出すことで、社会に変革をもたらすような価値を提供することを指しますが、なぜ企業にイノベーションが必要なのでしょうか。

こCOVID-19の流行や、SDGsの加速

企業にイノベーションが必要な理由の一つは、新型コロナウイルスの流行やSDGsの目標達成に向けた世界的な動きが加速するなど、社会が大きく変動していく中で、社会課題の解決につながる新しい価値を企業として創出することが求められているからです。

技術の革新や、新たなサービスを創出し、社会課題の解決に貢献した企業は、経済的に大きな成功を得られる傾向にあります。社会ニーズに応えることができる企業は国内外での競争において優位性を発揮し、長きにわたって成長し続けることもできるでしょう。

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VUCA時代への対応

企業にイノベーションが必要なもう一つの理由は、「VUCA時代」への対応です。先行きが不透明で、将来の予測が困難な現代は、「Volatility(変動性)」「Uncertainty(不確実性)」「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(曖昧性)」の頭文字を取って「VUCA時代」と言われています。このような時代において、あらゆる変化に柔軟に対応し、新しいアイデアで課題解決に導く「イノベーション体質」を企業として身に付けておくことが、この先の未来を生き残る上で重要なファクターとなるのです。

イノベーションを創出する「クリエイティブオフィス」とは?

イノベーションの創出を促す方法として注目されているのが、「クリエイティブオフィス」という概念です。
クリエイティブオフィスについて、経済産業省は「知識創造行動を誘発する、空間・ICTツール・ワーカーへのはたらきかけと、組織の目標とプロジェクトのゴールに向けたマネジメントの双方を備え、組織の創造性を最大限に発揮するための働き方に適した”場”」と定義しています。この「組織の創造性を最大限に発揮するための働き方に適した”場”」がすなわち、イノベーションを生み出すオフィスだと捉えることができるでしょう。

イノベーション創出に、なぜオフィスが必要なのか?

イノベーションを創出するために、なぜオフィスが必要なのかというと、今までにない新しいアイデアは、オフラインにて多角的な視点や複数の人間が対話や議論を重ねる中で生まれることが多いからです。新しいアイディアを創出するためには、社内の人間が自然に交わり、活発的なコミュニケーションを促す場所は欠かせません。世の中ではイノベーションを起こす方法について様々な議論が交わされていますが、その中でオフィスの重要性について論じられるケースも少なくありません。
さて、ここで興味深いデータを紹介します。ご存じのとおり、新型コロナウイルスの影響によって、業種問わず多くの企業でテレワークが一気に浸透しました。日本生産本部の「働く人の意識調査」によると、テレワーク実施率の数値は下記のような結果になりました。

2021年5月 31.5%
2022年1月 18.5%

このように、約半年で数値は4割ほど下がっていることが分かります。その要因は一概には言えませんが、下記のようなテレワークの課題が生じているようです。

  • 仕事のオンオフの切り替えが難しい
  • 部屋や椅子、照明など、仕事に最適な環境が整わない
  • 資料をいちいちアップロードして共有するのが煩わしい
  • 社内のメンバーと気軽なコミュニケーションが取りにくい

さらに2021年4月の調査では、テレワークによって孤独感や疎外感を感じるという従業員が21.3%ほどいることがわかりました。
これらの結果から、テレワークによって生産性の低下やモチベーションの低下が起きていると考えることができます。もちろん、そのような労働環境で革新的なアイデアや新しいビジネスを生み出すことは難しいでしょう。
テレワークからオフィス勤務に世の中が戻りつつある今こそ、イノベーションが生まれやすいオフィスに変革する絶好のチャンスなのです。

イノベーション創出に、なぜオフィスが必要なのか?

クリエイティブオフィスを実現するアイデア

では、クリエイティブオフィスを作るには具体的にどのようなアプローチが考えられるでしょうか?
クリエイティブオフィスを整備するための手法として採用されているのが、経済学者の野中郁次郎先生が提唱している「SECIモデル」です。
SECIモデルとは、知的創造活動を組織全体で実現するためのナレッジ・マネジメントのフレームワークのこと。
Socialization(共同化)
Externalization(表出化)
Combination(連結化)
Internalization(内面化)

上記4フェーズに分類し、合計12個の具体的な行動を通して、知的創造活動=イノベーションの実現を目指します。
4フェーズ、12の知的創造行動に基づきながら、クリエイティブオフィスを実現するアイデア例を紹介します。

Socialization(共同化)

  1. ふらふら歩く。例:通路をあえて複雑にする。人との接点が生まれやすい動線を作る。
  2. 接する。例:コーヒーなどを飲みながら雑談できる休憩スペースを設ける。
  3. 見る。見られる。感じあう。例:開放的で、お互いの様子を理解しやすい空間を設計する。

Externalization(表出化)

  1. 軽く話してみる。例:通路脇に小さなテーブルと椅子を置く。ドリンクコーナーで立ち止まれるようなスタンディングテーブルを置く。
  2. ワイガヤ・ブレストする。例:大声を出しても迷惑にならないミーティングスペースを作る。
  3. 絵にする。たとえる。例:フロアや各部屋にホワイトボードを用意する。

Combination(連結化)

  1. 調べる。分析する。編集する。蓄積する。例:誰にも邪魔されず作業に集中できるスペースを作る。
  2. 真剣勝負の討議をする。例:会話が外に漏れない、機密性の高い会議室を設ける。
  3. 診てもらう。聴いてもらう。例:会議室にプロジェクターを導入する。アイデアを掲示するコーナーを作る。

Internalization(内面化)

  1. 試す。例:アイデアを試作できる部屋や、プロトタイプを作れる環境を整備する。
  2. 実践する。例:新しいプロダクトやサービスの展示スペースを作る。
  3. 理解を深める。例:研修室や学習スペースを作る。

このように、12個の知的創造行動を考慮しながら、それを促すような空間を整備することで、イノベーションが生まれるクリエイティブオフィスを実現することができるのです。

まとめ

リラックスとコミュニケーションを生み出すコーヒーマシン

SECIモデルでも示されているように、イノベーションにつながるような知的創造行動を行うためには、リラックスできる空間やコミュニケーションを活性化させる場所が必要です。
その手段の一つとして、オフィス内にカフェテリアを設けたり、コーヒーマシンを設置することが挙げられます。

オフィスコーヒーのメリット・デメリットとは?

カフェテリアを作るには大型な施工と設置スペースが必要になり、期間も費用もかかりますが、コーヒーマシンであれば比較的簡単に導入が可能です。ネスプレッソのコーヒーサービスであれば、オフィスの規模や設置場所に合わせて最適なマシンをご用意し、社員の皆さまが利用したくなるような豊富な種類のカプセルや、こだわりの味わいを手軽に提供することが可能です。みんなが利用したくなるようなカフェスペースは、イノベーションが生まれるクリエイティブオフィスを作る第一歩に最適です。
イノベーションの創出に欠かせないクリエイティブオフィス。
まずはコーヒーマシンの導入から始めてみませんか?

参考文献

https://www.jpc-net.jp/research/detail/005680.html

https://www.hrpro.co.jp/series_detail.php?t_no=2221

http://www.nopa.or.jp/copc/

https://www.mecyes.co.jp/library/watch/088

https://hatarakikata.design/news/1056/

https://www.steelcase.com/asia-ja/research/articles/place-fosters-innovation/

https://news.mynavi.jp/techplus/article/20171207-553291/2

https://www.mecyes.co.jp/library/watch/088

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