個人向けのオフィスコーヒーの種類は？選ぶポイントも解説

2024/5

「オフィスコーヒー」というと、企業や事業所などに設置する、業務用のサービスだというイメージがあるかもしれません。しかし、実は個人の方が自宅でコーヒーを飲むために、オフィスコーヒーを利用することも可能です。本記事では、個人向けのオフィスコーヒーの選び方について解説します。

個人向けコーヒーマシンの選び方

個人向けのオフィスコーヒーの導入を検討する際は、次の3つのポイントを意識すると自身に合うものを選びやすくなります。

• 種類
• 容量
• 機能性

種類

オフィスコーヒーでは、コーヒーマシンでコーヒーを淹れることができます。個人向けのコーヒーマシンには、次のような種類があります。それぞれの特徴について見ていきましょう。

• ミルなしドリップ式
• ミルつきドリップ式
• カプセル式

ミルなしドリップ式

「ミルなしドリップ式」のコーヒーマシンは、挽いたコーヒー豆をセットしてボタンを押すだけで、美味しいコーヒーを淹れることができるタイプです。手軽に利用できるのがメリットの反面、挽いたコーヒー豆を使用するため、豆の状態よりも酸化が早く、開封後は早めに飲み切らないと風味が損なわれてしまうというデメリットがあります。

ミルつきドリップ式

「ミルつきドリップ式」のコーヒーマシンは、前述したミルなしドリップ式とは異なり、コーヒー豆を抽出の直前に挽いてからコーヒーを抽出する全自動タイプです。コーヒー豆は挽き豆の状態に比べ酸化しにくいため、より風味豊かなコーヒーを楽しむことができます。ただし、定期的にミルの手入れが必要で、洗浄するパーツが多いなどメンテナンスには一定の手間がかかります。また、コーヒー豆の適切な管理も必要です。

カプセル式

「カプセル式」のコーヒーマシンは、専用のコーヒーカプセルと水をセットして、ワンタッチでコーヒーを淹れることができるタイプです。コーヒーマシンによって、ブラックコーヒーに加えてカプチーノやカフェラテなどのミルクメニューも楽しむことができます。

真空パック挽きたてのコーヒー豆をアルミニウム製のコーヒーカプセルに封入・密閉することにより、コーヒー豆を酸化から長時間守ることができます。抽出後は使用済みカプセルをコンテナから出し、カプセルを捨てパーツの洗浄を行うなど、お手入れやメンテナンスにも手間がかかりません。本格的な味わいのコーヒーを手軽に楽しみたい人におすすめです。

ネスレネスプレッソのコーヒーマシン「ジニアス」は、少人数向けのオフィスコーヒーとして親しまれています。コンパクトなサイズ感のため、自宅や少人数のオフィスにも設置しやすい点も魅力です。詳細はこちらからご覧ください。

ジニアス｜業務用コーヒーマシン｜ネスプレッソ プロフェッショナル (nespresso.com)

容量

コーヒーマシンは基本的に一杯～十杯程度のコーヒーを抽出でき、マシンの種類によって1回の抽出量は異なります。1回の抽出量が多いコーヒーマシンは大人数のオフィスなどでは便利ですが、サイズが大きくてお手入れに手間がかかるため、個人用としては向いていません。

近年では個人の方が自宅でも手軽に使えるように、一～二杯程度（約200ml前後）の容量のコンパクトなコーヒーマシンの種類も増えています。自宅に設置できるような個人用のコーヒーマシンが必要な場合は、300ml以下のタンク容量のものを選ぶのがおすすめです。

機能性

コンパクトなサイズのコーヒーマシンにも、さまざまな機能が搭載されているものもあります。例えば「蒸らし機能」が備わっているマシンであれば、コーヒー豆を蒸らしてコーヒー豆が持つ味わいや香りとともにコーヒーを抽出できます。メーカーやブランドによって搭載されている機能が異なるため、必要な機能を備えたコーヒーマシンを選ぶことが大切です。

個人で楽しめるオフィスコーヒーの選び方

日々の生活や仕事の合間にコーヒーをさらに楽しむために、次のようなポイントを意識しましょう。

• コーヒー豆の生産地の違い
• 焙煎方法による風味の違い
• 自分に合ったコーヒーマシンを選ぶ

コーヒー豆の生産地の違い

コーヒーの主な生産地は、大きく分けて「アフリカ」「中南米」「アジア」の3つの地域があります。生産地によって苦みや酸味のバランスが異なるため、自身の好みに合うものを選ぶことが大切です。

アフリカのエチオピアで生産されるコーヒーは、酸味の強さとフルーティーな甘みが特徴です。中南米のブラジルやコロンビアなどのコーヒーは、苦みと酸味、さらにコクのバランスが良く親しみやすくなっています。アジアのインドネシアなどで生産されるコーヒーは、苦みとコクが楽しめます。

このように、生産地によってコーヒーの味わいと風味が大きく異なるため、さまざまなコーヒーを試して自分に合うものを探すのがおすすめです。

焙煎方法による風味の違い

同じ種類のコーヒー豆であっても、焙煎方法によってコーヒーの苦味や酸味などの風味が大きく変わります。コーヒーの焙煎度合いは、次のように「浅煎り」「中煎り」「深煎り」の3種類に分けられます。

浅煎り	酸味が強く苦味が弱いため、すっきりとした味わいになる
中煎り	酸味・苦味とコクのバランスが良くなる
深煎り	苦味と香りが強いため、コーヒー本来の深い味わいが楽しみやすい

自分に合ったコーヒーマシンを選ぶ

個人でコーヒーマシンを利用する場合は、手軽で扱いが簡単なコーヒーマシンを選ぶのがおすすめです。カプセル式のコーヒーマシンなら、専用のコーヒーカプセルを用意するだけで、どなたでも簡単にコーヒーを抽出することができ、お手入れも簡単です。

またコーヒーカプセルの種類も豊富なので、お好みのブレンドや生産地特有の味わい、また、フレーバーコーヒーやデカフェなど、お好みや気分、シチュエーションに応じて様々な味わいをお楽しみいただけます。また、お湯抽出機能を使用して、紅茶などを楽しむことも可能です。