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SDGsとは?企業が取り組む重要性・メリットや具体例を紹介

2023/04

世界中で「SDGs(持続可能な開発目標)」への関心が高まっています。SDGsは、貧困や飢餓を撲滅し、誰ひとり取り残さないことを目的とする概念です。企業がSDGsに取り組むことで、企業イメージが高まり、新たなビジネスチャンスの創出も期待できます。

そこでこの記事では、SDGsの概念や企業が取り組むメリットについて、具体的な事例を交えて解説します。新たな企業価値の創出を実現するためにも、ぜひ参考にしてみてください。

「SDGs(持続可能な開発目標)」とは

コーヒー豆

「SDGs」の基本として、まずは以下の3つのポイントから解説します。

  • SDGsの概念・コンセプト
  • 「CSR」や「ESG」との違い
  • 「サステナビリティ」との関係

「SDGs(持続可能な開発目標)」とは

「SDGs(Sustainable Development Goals)」とは、貧困・飢餓・紛争・差別・気候変動など、現代の世界に山積している問題を解決するための取り組みです。日本語では「持続可能な開発目標」と呼ばれています。

SDGsの起源は、2000年に国連サミットで採択された「国連ミレニアム宣言」と、諸問題を解決するために掲げられた「MDGs(Millennium Development Goals)」です。MDGsは、自由・平等・平和などを原則とするもので、2015年の期限までに一定の効果が得られました。

そのMDGsを継承し、私たちの社会を持続的に反映させるために、現在のSDGsが2015年に採択されました。詳細は後述しますが、SDGsには「17の目標と169のターゲット」があり、2030年までに世界各国の協力で達成することが目的です。日本政府も「持続可能な開発目標(SDGs)推進本部」を立ち上げ、さまざまな取り組みを行っています。

「CSR」や「ESG」との違い

SDGsと関連性がある概念として、「CSR(Corporation Social Responsibility)」や「ESG」が挙げられます。

CSRは「企業が社会や消費者に対して責任を果たすべき」という概念です。例えば、企業コンプライアンスの遵守や、環境に配慮した商品・サービスの提供などです。SDGsとの違いは「主体」で、CSRは企業のみを対象とし、SDGsは政府・個人など社会全体を巻き込んだ概念となっています。

ESGは、「環境(Environment)」「社会(Social)」「ガバナンス(Governance)」の3要素から成り、環境や社会に配慮した企業に投資するという概念です。ESGは、企業の取り組みに対する「評価」という側面があるため、取り組みそのものを指すSDGsとは異なります。

「サステナビリティ(持続可能性)」との関係

SDGsと並び、よく耳にするようになった言葉が「サステナビリティ(持続可能性)」です。サステナビリティは、人間活動や自然環境の多様性を尊重し、私たちの社会が持続的に発展できるようにするための取り組みです。SDGsは、このサステナビリティの概念を発展・深化させたものなので、両者の間には深い関連性があるといえます。

企業がSDGsに取り組むメリット

袋に入ったコーヒー豆

企業がSDGsに取り組むことで、以下の3つのメリットが得られます。

  • 企業のブランディングに効果的
  • 新たなビジネスチャンスにつながる
  • ステークホルダーとの関係を強化できる

企業のブランディングに効果的

SDGsは、いまや世界的な関心事です。企業がSDGsに取り組むことで、貧困・差別・気候変動などに向き合う姿勢を示せます。その結果、「社会への責任を果たす企業」であると認識され、企業やブランドのイメージが高まります。先進的な取り組みを行うチャレンジングな企業には、優秀な人材が集まる傾向があるため、SDGsは採用ブランディングの観点からも効果的です。さらに、より環境に考慮した製品やサービスを提供することで、消費者の支持を得られる可能性が高くなります。

人事・総務がすぐに始められる、SDGsの取り組み

新たなビジネスチャンスにつながる

SDGsの達成を目指す過程で、新しいテクノロジーやサービス・商品を開発するきっかけが生まれるかもしれません。SDGsに取り組むためには、従来のビジネスモデルや業務フローの刷新が必要な場面もあります。特に重要なポイントが、目先の利益だけではなく社会の課題解決を中心に考えることです。課題の解決に向けて、新しい事業や価値の創出を行うなかで、これまでにないアイデアやイノベーションが生まれることも期待できるでしょう。

ステークホルダーとの関係を強化できる

近年では、前述したESGが投資家の間で重視されています。SDGsに取り組むことで、「社会と環境に対する責任を果たす企業」であることや、企業の将来性・先進性をアピールでき、ステークホルダーからの評価が高い企業になります。その結果、資金調達の点で有利になり、新たなビジネスモデルの創出や企業の持続的な成長につながるでしょう。

SDGsが掲げる「17の目標」

コーヒー園の人

SDGsでは、以下の17個の目標を掲げています。

  1. 貧困をなくそう
  2. 飢餓をゼロに
  3. すべての人に健康と福祉を
  4. 質の高い教育をみんなに
  5. ジェンダー平等を実現しよう
  6. 安全な水とトイレを世界中に
  7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  8. 働きがいも経済成長も
  9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
  10. 人や国の不平等をなくそう
  11. 住み続けられるまちづくりを
  12. つくる責任 つかう責任
  13. 気候変動に具体的な対策を
  14. 海の豊かさを守ろう
  15. 陸の豊かさも守ろう
  16. 平和と公正をすべての人に
  17. パートナーシップで目標を達成しよう

企業がSDGsに取り組む際は、これらの目標を意識しながら、自社にできることから実現していくことが重要です。

企業がSDGsに取り組む際の注意点・ポイント

企業がSDGsに取り組む際は、以下の3つのポイントを意識することが重要です。

  • SDGsと企業理念の統合を図る
  • 社会的価値・経済的価値を両立させる
  • SDGsウォッシュに注意する

SDGsと企業理念の統合を図る

企業がSDGsに取り組むことで、ビジネスチャンスの拡大やブランディングなどの効果が得られます。しかし、SDGsの概念と自社の企業理念に乖離があると、十分な効果が得られないばかりか、後述する「SDGsウォッシュ」の原因にもなりかねません。SDGsに取り組む際は、「SDGsの企業行動指針(SDG Compass)」を参照し、事業戦略とSDGsを結びつけるようにする必要があります。

社会的価値・経済的価値を両立させる

企業のSDGsへの取り組みは、「社会的価値」と「経済的価値」の両立によって実現できます。しかし、この2つの価値はこれまでトレードオフの関係にありました。例えば、企業が利益を得るために従業員数を削減すれば、貧困や格差などの課題が生まれます。SDGsを実現するために、発想の転換やイノベーションの創出を行い、社会的課題を解決しながら利益を生み出せる体制を構築する必要があります。

SDGsウォッシュに注意する

「SDGsウォッシュ」とは、表面的にはSDGsに取り組んでいることをアピールしながらも、実態が伴っていない状態を指します。例えば、環境に配慮した製品をアピールしながら、労働環境が劣悪・低賃金であるなどです。こうした「SDGsウォッシュ」を行っている企業であると認識されると、かえって企業イメージが悪化してしまうので注意が必要です。そのため、企業がSDGsに取り組む際は表面的な内容ではなく、実態を伴ったものにするようにしましょう。

ネスレネスプレッソのSDGs取り組み事例

コーヒー豆

ネスプレッソは、社会や環境に配慮した企業に与えられる「Bコープ」の認証を受けています。ネスプレッソは30年にわたり、以下のような取り組みを進めてきました。業界を問わず当てはまることなので、ぜひ参考にしてみてください。

  • 気候変動への取り組み
  • 地域社会への取り組み
  • 循環型社会への取り組み

なお、ネスプレッソの「サステナビリティ」への取り組みについては、以下の資料で詳しく解説しておりますので、ぜひご参照ください。

ネスプレッソのサステナビリティへの取り組み

気候変動への取り組み

深刻化する気候変動に対応するために、520万本以上の植林を行い、すべてのコーヒーをカーボンニュートラルで生産するなどの取り組みを行っています。ネスプレッソはブルー・マーブル・マイクロインシュアランスとフェアトレードと協力し、気象データを使用してコーヒー生産者に自動的に支払いを行うことで、気候変動による影響を補償しています。これにより、コロンビアの4,700以上のコーヒー生産者と、15,000ヘクタールが保護されています。ネスプレッソの気候変動への取り組みについては、以下のページをご参照ください。

自然を育む

地域社会への取り組み

地域社会の雇用の創出・安定化のために、12万人以上のコーヒー生産者の支援や、コーヒー生産が途絶えた地域の再活性化、コーヒー生産者の生活のクオリティ向上に取り組んでいます。ネスプレッソの地域社会への取り組みについては、以下のページをご参照ください。

コミュニティ

循環型社会への取り組み

循環型社会を実現するために、使用済みのコーヒーカプセルを回収・分別し、カプセルのアルミニウムは再生アルミニウム素材として、コーヒーかすを培養土の原料としてリサイクルしています。ネスプレッソの循環型社会への取り組みについては、以下のページをご参照ください。

無限の可能性

循環型社会とは?メリット・デメリットとは?わかりやすくご紹介

SGDsの取り組みとして
「オフィスコーヒー」の導入がおすすめ

ネスレ ネスプレッソのオフィスコーヒーマシン モメント100

企業がSDGsに取り組むことで、企業イメージの向上やステークホルダーとの関係強化を図ることができ、新たなビジネスチャンスの創出が見込めます。

SDGsへの取り組みの第一歩として、サステナビリティに配慮した「オフィスコーヒー」の導入はいかがでしょうか。ネスプレッソ プロフェッショナルは、前述したサステナビリティに配慮した工程で作られており、オフィスで気軽に本格コーヒーを味わえることが魅力です。上質なコーヒーを持続可能な形で長期的に育むため、生産者とともに取り組み、またコーヒーかすやアルミニウム製カプセルのリサイクルにも取り組んでいます。バラエティ豊かな味わいのコーヒーは、世界各地の生産者たちとの取り組みにより育まれています。

ネスプレッソ プロフェッショナルの「ZENIUS(ジニアス)」なら、月額約15,000円から契約可能です。SDGsを意識したオフィスコーヒーに興味がある方は、ぜひお問い合わせください。

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無料でのご相談も承ります。

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